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岩波書店
グループ:Book
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価格:¥ 1,155
ポイント:11 pt
発売日:2004-08-19
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トゥーバ行き、のるかそるか?
(2007-12-25)
ファインマンよりかは、著者であるレイトンのトゥーバ(Tuva)に対する情熱が凄かった。すさまじい粘りと執着心、好奇心に引っ張られて一気に読了。米国とソ連の冷戦時代、今はロシアの一部であるTuva共和国に興味を抱き、何としても中央アジアのそこに訪れたい一心でファインマンと様々な挑戦をする話。たったこれだけのことを300ページ以上の本に綴っている。当時の米ソ関係を軸とした世界情勢が背景に描かれていて懐かしくも興味深かった。文庫本なのに写真が掲載されていたのもイメージが湧いてよかった。読んでいる最中にTuvaの衛星写真をGoogle Earthで見たけど、その様子はエピローグで描かれていた印象と重なった。
著者とファインマンはかなり親しい友人で、ファインマンの普段の人となりがよく描かれている。一方で「ファインマンさん 最後の授業」でムロディナウが描いているキャルテクでの悩ましくて弱々しい大先輩の物理学者としてのファインマンと時期がほぼ同じであるのに、こうも違う印象を与えるのか、と意外にも思う。
ちょっと古い
(2005-07-10)
10数年前、本屋の自然科学のコーナーでは表紙にファインマンさんのイラストのついた
著書が常に平積みされていた。一大ブームだった。
そのなかでこの本はファインマン氏本人ではなく、年下の友人ラルフ・レイントンの著で異種だった。
仲間内でチューバに行こうと計画する話である。
この作品をソフト・カバーで読んだ時、変った切手コレクションから、少年のような好奇心で
チューバに関心を持ち、資料を集め、冷戦中である旧ソビエト連邦下のそこへなんとか繋がろうと
苦心する二人にわくわくしたものだ。チューバ語の文法をパズルのように読み解いていき、やっと解読したものの、
返事を書くのに何ヶ国語もの辞書を使って遠回りし、カタコトのチューバ語の手紙を書くところなど、
好奇心を楽しんでいる二人が羨ましくさえあった。
10数年ぶりに読んだが、1986年のチャレンジャーの事故解明委員会の話やら、ブレジネフ、アンドローポフ
といった名前が出てきてなんとも古い。旧ソ連下の国に行くことは当時考えられないほどのことだったが、
近年の世界情勢は劇的に変ってしまった。
困難な道をいく冒険的ロマンは薄れ、少し前の時代の冒険計画物語といったかんじです。

