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朝日新聞
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陸羽の周辺をたどる
(2007-09-26)
1988年に出た単行本『茶事遍路』の改題・文庫化。
中国茶の話。喫茶の創始者といわれる陸羽を中心に、お茶にまつわる様々なことが書かれている。茶が飲まれ始めたのはいつか、中国の詩の中の喫茶、現代中国のお茶事情など、盛り沢山である。
ただ、本書で取り上げられているのはお茶そのものというより、陸羽をはじめとする「茶人」たち。もちろん日本の茶道の話ではなく、飲料としての茶を好んだ人たちのことである。陸羽、顔真卿、栄西など。彼らの人生にとって茶はどのような意味を持ったのか。詩などが引かれ、重厚に語られている。
もともと朝日新聞に連載されたもので、そのためかいささか散漫でまとまりがないのが欠点。
中国茶を知りたければこの1冊
(2006-07-27)
茶聖陸羽は、孤児であったとは。
中国茶の店によくある人物画は陸羽の肖像。
茶の歴史を知るには、非常にまとまっていると思います。
休日は、お気に入りの中国茶を飲みながら、この一冊を。
深い造詣に裏打ちされた知識の凝縮
(2001-11-08)
この書は中国茶史の随筆である。
中国茶というと烏龍茶(青茶)を連想するが、この書をめくるにつれ、緑青紅黄白黒と実に多種多様な茶が登場する。食の王国・チャイナは茶においても当てはまることを実感してしまう。
この書は単なる随筆にとどまらず、龍井茶・安渓烏龍茶・鉄観音や花茶の由来が平易なことばで説明されており、深い造詣に裏打ちされた陳舜臣節が冴えわたる一冊であるといえるだろう。

