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姜尚中

集英社

グループ:Book

ランキング:117

価格:¥ 714

ポイント:7 pt

発売日:2008-05-16

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弱い自分を好きになる本

カスタマーレビュー

悩みを肯定する  (2008-08-28)
著者が在日ということもあり、「悩み」について深く考えてきたにちがいないとの思いから購入した。予想した切り口とは違ったが、悩むことについて肯定的に捉えられるようになった。
何か悩みが発生すると、これまではとても否定的であったが、これを力に変えよう!とすら思える。人間は悩んで当たり前、悩むことから始まるといってもよいのだ。

いろんな例を挙げながら、悩むことが特別なことでないことを教えてくれる。
そして、悩みぬいた先には開き直りや横着さがあってよいのだと。
一人一人がこの時代のうねりに巻き込まれながらも、したたかに強く生きる!そんな強さを必要とする時代に生きる我々が読まなければいけない一冊である。
特に若い人には読んでもらいたい。

金があったら働かない  (2008-08-21)
本書に働くことについて書いてある章がある。
著者は「金があっても人は働く」というようなことを言っているが、それはあまり一般的ではない。
著者のように、知的・創造的な仕事をしている人には仕事は面白いものなのだろうし、社会的承認も得られるのだろうが、
世の中には誰がやっても面白くないという職業についている人もいて、そういう人にとっては働くことは苦行でしかなく、生きるために仕方なくやる手段である。

期待はずれ  (2008-08-16)
血肉になる読書を目指す人にとっては、がっかりする結果になるでしょう。タイトルと内容は、羊頭狗肉の関係で、悩む力とは何か、いかにすれば得られるかという観点において、独創的なものはありません。悩みに徹すればいずれ開けるということを、一冊かけて説明しようとしたんでしょうか。「相互承認」が一つのキーワードになっています。著者のことは薄ぼんやりとしか知りませんでしたが、他者から認められることにこれほど重きを置いていることは、意外でもあり、がっかりでもありました。

悩んでいます  (2008-08-10)
うーん、結局何がいいたいのか、読み終わってから悶々としています。

つまり「悩んで」います。

本書を読んで、悩むことで、「悩む力」を鍛えろということなのか
もしれませんね。

『草枕』を紐解く?  (2008-08-09)
■ 【分り易い?分かり難い?】
著者は、九つのテーマの元に現代社会の抱える問題
(競争社会、危ういセーフティーネット、拡大する格差社
会など)に苦悶する人々への「悩む力」が持つ意味を分
り易い言葉で展開しております。「分り易い」とは言って
も、「微睡」、「沈淪」、「眼」、「桎梏」などや「レイトカ
マー」、「アンビヴァレント」、「エートス」など難しい語彙は
出てきますが?

■ 【漱石とウェーバープラス著者の体験】
九つのテーマとは、(実際の章立てとは違いますが、分
り易く書くと次の具合です。)
自我・金銭・情報通・青春・宗教・労働・愛・自殺・老い
これらについて、凡そ、90年前に亡くなった文豪・夏目漱
石、社会学者・マックス・ウェーバ^らの著作を手掛かり
に、自らも迷える体験を交えて展開しております。

■ 【九テーマは、『智・情・意』】
上記の九つのテーマは、順不同で前後の繋がりも不明
で、大変分かり難い章立てになっております。しかし、本
書では引用の無い漱石作品『草枕』の冒頭に出てくる有
名なフレーズにある『知・情・意』に当て嵌めると、それぞ
れのテーマを選んだ理由も納得出来そうです。参考まで
に、「草枕」の冒頭を次に引用してみます。

「山路を登りながら、こう考えた。
智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮
屈だ。とかくに人の世は住みにくい。」

■ 【セカンドライフは、アートだ!】
正に「草枕」の舞台は、漱石の郷里であり、著者の郷里
なのです。(本書を著作する動機は、「草枕」では?)更
に、「草枕」の上記の文章は次のように続きます。

「住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる。どこへ越しても
住みにくいと悟った時、詩が生れて、画が出来る。」

これは、著者が終章で、自分の第二の人生は役者或い
は、映画監督になりたいものだという発露を示唆するフ
レーズではないでしょうか?

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