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日本評論社
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カスタマーレビュー ![]()
知恵の宝庫をじっくり読む。読むセラピーとしての名著。
(2008-04-09)
私は心療内科に通院していますが、Amazonnレビューと中井 久夫 著で
あることに惹かれて購入しました。いまどきのスルスル読める文章ではないですが、
寄り道したり無関係そうな話題の端々から著者が真摯に患者と向き合う中から
獲得した知恵の宝庫のような文章です。治療者側の方だけでなく、患者側の
方にも知恵とはげましを与えてくれるこのような本を読むセラピーとして
ぜひ読んでもらいたいです。
このような優れた本が読み継がれていることに嬉しさを感じます。
精神科医療に携わる全ての方に…
(2007-07-17)
精神科病院に勤務してはじめて分かるのは
精神医療に携わっているのは、精神医療を専門に勉強してきている人ばかりではなく、
むしろほとんど素人同然の人たちが多いということである。
何が治療的であるかを考える前に、
自分の居場所を固定するための役割として仕事をする中で、
どれほど多くの対象者を傷つけ、ため息をつかせたことだろうと思う。
現在、ある人はあきらめとともに幻聴と語り合い、
ある人は絶望の中で病室の片隅で布団を頭から被っているかもしれない。
そんな、彼・彼女らをこれ以上増やさないためにも、
少しでも精神科医療に携わる全ての方々に、
この本を手にとってゆっくりと読み進めて欲しいと思う。
自分自身も濁流に飲み込まれそうになるとき、改めてこの本を開く。
「希望」の処方は読者にされているのかもしれない。
ある精神科医の日常と考察
(2007-01-15)
精神科での、医者、患者、患者の家族と出来事を、わかりやすい“たとえ”を用いながら解説しつつ、著者自らの考えを検証している。精神科へ足を運んだことのない人でも、精神科に来ている人々はどんな感じなのかちょっとは理解の手助けになるのではないかと思う。精神科医療の理想と現実を述べ、その妥協点を議論しているあたりは今日でも参考になる部分がたくさんある。
誤診率や、初診の的中率のくだりは興味深かった。このようなことも率直に述べられる医者はきっと患者やその家族の信頼も得られやすいのではないかと思う。
とても真摯で暖かいまなざしを向けているのが感じられ、精神科医の多くが少しでもこのような医者であってほしいと願わずにはいられない。
精神科、心理学の臨床入門として最適
(2006-12-03)
精神科医のノートとともに、臨床精神医学の入門として最適。
精神科医のノートの方がよりモダンなテーマが扱われているが。
精神科治療をダムや登山にたとえてリアルな治療論を展開している。
15年以上前からの名著です。
発病したときちょうど読んでました
(2006-04-06)
私は12年間、精神科に通院していますが、この本がなかったら、入院してるか、自殺してこの世にいなかったかもしれません。中井先生の言葉の一つ一つが私を救ってくれました。内容は専門的ですが、専門家でなくても理解でき、これから医療、看護、福祉などの職を目指している方は是非読んでください。それから、誰よりも、患者さん御自身に読んでいただきたい。この世界は病者にとっては住みにくいけど、それでも、こんなにも我々患者のことを考えて下さっている方がいる、そのことを知るだけでも救われます。どうか御一読を。

