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エンターブレイン
グループ:Book
ランキング:31196
価格:¥ 630
発売日:2006-08-30
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カスタマーレビュー ![]()
物語を軽やかにする一手
(2008-12-21)
シリーズ第1巻では太宰治の「人間失格」を念頭においた様なストーリー構成がなされていましたが、シリーズ第2巻に当たる本作品でも同様に、過去の文芸作品をオマージュしたストーリー構成になっていますね。文学少女にふさわしく、今後もこの方針で進むのでしょう。
今回、天野遠子と井上心葉が事件に巻き込まれるきっかけは、妖怪ポストのように設置された、文芸部の恋の相談ポストに投函された、幽霊を暗示する手紙と数字の暗号。変な想像を迷走させ突っ走る遠子と、遠子と同居する櫻井流人に誘われ別ルートから事件に関わってしまう心葉。死んだはずの九條夏夜乃を名乗る雨宮蛍と、姫倉麻貴の登場を以って、事件は歪んだ人間関係を白日の下に晒す結果となる。
設定自体はとても暗く、愛憎渦巻く物語なのだけれど、作品全体として見たときには明るく、コメディのような軽さも感じるのは、天野遠子の存在なのだろう。彼女の手にかかれば、どんな作品でも美点を見出され、輝き始める気がする。
元になった作品を先に読んだ方がいいのかどうかには諸説あると思うが、読んだことがないのであれば、後で読んだ方が純粋にこの作品を楽しめるのではないかとボクは思う。
深い…
(2008-09-14)
深くて、重くて、心に浸みます。普通の恋愛小説やラノベ、ミステリものとは一線を超えた、世界があると思った。
一巻もそうでしたが…稀に見る良作シリーズです。ラノベと思って侮るなかれです。
気持ちに響いて、刻まれる。何気ない、ささやかな幸せを願わずにはいられません。
今回は「嵐が丘」
(2007-11-03)
井上心葉は、文芸部の一員である。文芸部長である天野遠子は、実は、食べ物の代わりに物語を食べる妖怪である。そんな彼女に、毎日せっせと「おやつ」の小説を書くのが心葉の日課である。遠子が、ラブレター目当てに置いた、文芸部の「恋の相談ポスト」に不思議な紙片が舞い込むようになり...
"文学少女"シリーズ二作目です。
今回は、「嵐が丘」をモチーフにしていますので、そちらを先に読めば、もっと面白いかもしれません。内容的には、かなり「どろどろの人間関係」の話です。私は、「嵐が丘」は読んではいないのですが、割と早くから展開が読めてしまいました。そして、「嵐が丘」ならOKだったかもしれない登場人物たちの設定も、正直、かなり無茶です。その辺はマイナスとして、相変わらずさわやかに熱く文学を語ってくれる彼女の薀蓄に耳を傾けていると、読んだ事のなかった名作に手を出してみようかな、という気になりました。次の作品も楽しみです。
“飢え渇く幽霊”に捧ぐ鎮魂歌
(2007-09-01)
(文学少女〉シリーズ2作目。
今回、文学少女の前に現れるのは満たされることのない想いを
抱え、運命の袋小路に追い込まれる“飢え渇く幽霊”達です。
とにかく「どろどろ」。
一歩間違えば喜劇になりそうな、暗い情念の
交錯を描くメロドラマ的悲劇が展開されます。
読者としては遠子や心葉と同じく、嵐のように吹きすさぶ
人の愛憎の激しさに翻弄されるしかないのかもしれません。
さて、本巻では遠子が居候する家の息子・櫻井流人が初登場。
一見軟派で、特殊な恋愛観を持つ真正プレイボーイですが、
実は男気もある奴。しかし、それが裏目に出てしまい……。
レギュラーでは、学園理事長の孫・姫倉麻貴がいよいよ本領発揮。
今回は、かなり重要な役割を担います。
もう一人のレギュラー“ツンデレ少女”琴吹ななせは、……。
次巻以降、彼女が報われる話を期待します。
(いや、マジで)
意外に
(2007-03-29)
面白かったので、オススメです。
シリーズ1作目と思い、この本を買いました。(これは2作目。ちっ)
知らない作家、且つティーンズ文庫というので二の足を踏んでいたんですが、
レビューが良かったので買ってみました。
魅力的なキャラクター(無茶設定ですが)、読みやすい文体、引き込まれる
ストーリー・・・西尾維新的です。戯言シリーズや化物語が好きなら、
一度、読んでみてください。

