AntigravityのSkillsを使ってLP・アメブロ・noteなど複数媒体の記事を一括生成していたところ、あることに気づきました。
紹介する商品が変わるたびに、AIが「私」のキャラクターを勝手に盛っていたのです。
たとえばソフトウェアの紹介記事を書かせると、こんな文章が出てきます。

私?
パソコンが苦手な私でも安心です
ってあんた誰!私パソコン苦手じゃないんですけど!むしろ得意だからレビューしてるわけ!勝手にキャラ作らないで!
AIは商品の魅力を最大限に伝えようとするあまり、筆者を「その商品にぴったりな人物」に仕立て上げる傾向があります。「この商品はパソコンが苦手な人に最適」→「じゃあ筆者もパソコンが苦手ということにしよう」という具合です。
商品のターゲット層と筆者のペルソナを混同してしまうわけですね。
Antigravityに以下のように指摘しました。
まず「パソコンが苦手な設定になってるけど、そういうのいらないです」と伝えたところ、該当する文言を各記事から削除・修正してくれました。

しかしこれだけでは根本的な解決になりません。次の記事でもまた同じことが起きる可能性があるからです。
そこで「○○な人におすすめ、みたいな表現はいいけど、『私はパソコン苦手なので』とか『私は初心者なので』とか、『私』に勝手な設定を付けないでください」と、より具体的に伝えました。

するとAntigravityが5つのスキル設定ファイル(SKILL.md)の「禁止事項」セクションに、以下のルールを自動で追記してくれました。
「勝手な設定の禁止:『私はパソコンが苦手なので』『初心者なので』といった、筆者である『私』に対する勝手なキャラ設定(ペルソナ)を付与しない(『○○な人におすすめ』といった客観的な表現は可)」

さらに「毎回私がそのソフトに都合のいいキャラになっちゃって変だから徹底してください」と念押ししたところ、すべてのプロンプト(スキル設定)にルールを明記したと報告がありました。

以降、このルールが適用されて同じ問題は再発しないはずです、多分。またおかしくなってたら指摘して調整していく感じですかね。
今回の件で大事だと感じたのは以下の3点です。
「○○な人におすすめ」のような客観的な表現と、「私は○○なので」という筆者のキャラ設定は明確に区別するということです。前者は読者への情報提供として有効ですが、後者はAIが勝手にやるべきことではありません。
気づいたらその場で指摘してルール化するということです。Antigravityは指摘した内容をSKILL.mdに禁止事項として追記してくれるので、一度ルール化すれば以降の記事で同じ問題は防げます。
生成された記事は必ず自分で読み返すということです。AIが書いた文章は一見自然に見えるので、意図しないペルソナの混入に気づきにくいです。特に複数媒体に一括生成している場合、読み比べると「私」のキャラのブレが見えやすくなります。
AntigravityのSkillsでライティングを回している方は、一度過去の記事を見返してみてください。自分が意図していないペルソナが混入しているかもしれません。
AIは言わなければ同じことを繰り返します。逆に、一度きちんと伝えてルール化すれば、以降はしっかり守ってくれます。気づいたことはその都度フィードバックしてSkillsを育てていく。これがAntigravity運用のコツだと感じています。